使 命

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学 び

技術・文化の伝承はまねることからはじまるのでしょうか?
まず、残された技術や様式を理解し、受け継ぐことから始まります。
それを正確に読み解くには高度な知識と感性が問われます。
また、古来の文化をいきなり否定してしまえば、文化はそこで途切れ消滅してしまいます。長い歳月を経て存在する建造物を通じて古の職人の心を疎通し、そのメッセージを紐解き、具現化、復元することで文化を作り上げて行くことができます。
その為に伝統工法等の技術は勿論のこと、建築様式、時代特性、地域特性、最新の研究成果や技術等多くの事を日々「学び」研鑚し続けています。

学び

守 り

守り続けることは挑戦し続けることだと思います。
基本(鉄則)は守りつつ、自身の創造性(最新技術等)を付け加えていくことで伝統は守られていくと考えています。
一方では修理の名のもとに建築的価値に気付かれること無く、破壊されたり、適切な処置が施されないままの伝統的建造物も多く存在しています。それはその地域の文化が損なわれる事に繋がります。私たちは建物の価値だけでなく地域の文化を「守り」、地域の人を「守り」ます。

守り

伝える

私たちは先人達から託された建造物の持つ本当の価値、日本の伝統文化を次世代に引き継いでいく責務があると考えております。人を育てる事は技術、心の伝承。技術の伝承は本物をつくる技術を「伝える」こと。一人でも多くの伝承者を育成することは、私たちに課された大事な使命のひとつでもあります。
「五意達者」を目指すと同時に心も豊かな伝承者となり、日本文化伝統を未来に繋ぐ担い手の一旦として日々精進し次世代へ伝えてまいります。

伝える